中国の科学者、カリフラワーの進化過程と花蕾形成の分子メカニズムを解明

中国の科学者がカリフラワーの進化過程と花蕾形成の分子メカニズムを解明した。

天津市農業科学院の科学研究チームはこのほど重要な研究成果を上げた。大量の科学研究により、カリフラワーの進化過程と花蕾形成の分子メカニズムを解明し、カリフラワー高品質ゲノム研究の国際的な空白を埋めた。これに関連する成果はすでに国際的学術誌「ネイチャー・ジェネティクス」に掲載された。新華社が伝えた。

今回の研究は天津市農業科学院野菜研究所カリフラワー育種チームと生物研究所農業ゲノミクスチームが、中国農業大学園芸学院の林濤(リン・タオ)教授のチームと共同で実施したものだ。科学研究チームはカリフラワーゲノムをより上位のV2バージョンにアップデートし、既存のカリフラワーゲノムをさらに改善した。その上、ゲノミクスビッグデータを利用し、科学研究者はカリフラワーの生産量、質、病虫害への耐性などの重要な農業形質と関連する九つの重要遺伝子を特定した。また、科学研究チームはカリフラワー971系統とその近縁種を網羅する突然変異グループマップを利用し、カリフラワーを五つのサブグループに分類した。そのグループの構造を詳細に区分し、カリフラワーの段階別の栽培化の過程を解析した。

中国はかつて、長期間にわたりカリフラワーの種子の輸入に依存していた。カリフラワー育種の技術的な難題を解決するため、天津市農業科学院野菜研究所カリフラワー育種チームの主導で、2000年以降に独自の知的財産権を持つ40以上の新品種の育成に成功した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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