中国でも珍しいオーロラ出現 黒竜江、新疆などで

オーロラ(ウルムチ 5月11日)

 5月10日夜と11日未明、磁気嵐の影響を受けて、中国を含む全世界の多くの地方で、珍しいオーロラが現れた。中国国内で見られたオーロラとしては比較的範囲が広い。

 国家宇宙天気監視警報センターの情報によると、多くのコロナ質量放出(CME)過程の影響を受けて、5月10日と11日に地磁気活動が起きる可能性、そのうち5月11日は中等以上の磁気嵐が発生する可能性があり、地磁気活動は11日さらには12日まで続く見込みだった。

 中国天文学会会員で、天文科学普及専門家の修立鵬氏はオーロラの出現は太陽の活動と密接な関わりがあり、太陽の活動が激しいほど、オーロラ出現の可能性も高くなると語った。

 地球の磁場と大気の共同作用により、5月10日夜と11日未明、中国の黒竜江、新疆、甘粛、内蒙古などで美しいオーロラが現れ、オーロラ愛好家たちが宇宙から来た夢幻の光と影をカメラに収めたという。〔天津5月11日発新華社=中国通信〕

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