世界パラ陸上の練習公開 選手らがトラックの感触確認 開会式リハーサルも 神戸で17日開幕

世界各地から集った車いすレースの選手が公開練習に臨んだ=15日午後、神戸市須磨区緑台、ユニバー記念競技場(撮影・長嶺麻子)

 神戸市でパラ陸上の世界選手権が17日に開幕するのを前に、会場のユニバー記念競技場(同市須磨区)で15日、出場選手の練習が報道陣に公開された。選手らはスタート練習を繰り返し、タイミングやトラックの感触を確かめた。開会式で歓迎演技を披露する神戸の高校生らもリハーサルに臨んだ。大会は25日まで。

 公開練習では車いすや義足の選手がトラックを駆け、動画でフォームをチェックしたり、コーチにアドバイスを求めたりしていた。

 リハーサルには、神戸野田高校(同市長田区)ダンス部と須磨翔風高校(同市須磨区)和太鼓部、同市出身の車いすダンサーかんばらけんたさんらが参加。会場で動きを合わせたのは初めてだったが、本番さながらにダイナミックな演技を披露し、演出担当の振付師NORI(ノリ)さんが「観客席にみんなの元気をぶつけて」と呼びかけた。

 開会式は17日午後2時から(入場は同1時半まで)。チケット(かっこ内は前売り)は一般S席2千円(1800円)、同A席千円(800円)、小学生~高校生S席千円(800円)、同A席500円(400円)など。障害者割引がある。(門田晋一)

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