7月30日告示、8月4日投開票で行われる塩谷町長選で、町議の鈴木恵美(すずきえみ)氏(62)=熊ノ木=は15日、県庁で記者会見を開き、無所属で立候補することを正式に表明した。
鈴木氏は町の厳しい人口減少傾向を踏まえ、「日本の政治経済の波に乗り遅れてきた。もっと積極的な町政ができなかったか」と指摘。女性の視点を生かし「子育てに優しい」「高齢者に優しい」まちづくりなど4項目の公約を掲げた。
「人に投資していかなくてはいけない」として保育園ナースの導入や学校給食費の無償化を訴え、新築計画のある町総合福祉センター(仮称)は「遊休施設を改修して使うべきだ」と述べた。町議は自動失職を選び、各政党の公認・推薦は受けない予定という。
鈴木氏は帝京高等看護学院卒。2021年の町議選で初当選し、現在1期目。町長選には現職の見形和久(みかたかずひさ)氏(71)が4選出馬を表明している。