米裁判所、北朝鮮の犯罪流用暗号資産口座を没収命令

米裁判所は北朝鮮のハッカーが犯罪で得た収益を預けて置いた暗号資産の279口座に対する没収を命令したと、韓国「聯合ニュース」が米国「ボイス・オブ・アメリカ(以下、VOA)」の放送を引用して10日に報じた。

米連邦裁判所は8日、これらの口座に対する連邦検察による欠席判決の要請を承認して没収を決定した。

VOAによると、口座は判決に従って米国政府の国庫に最終的に帰属した。

米検察は2020年8月、北朝鮮ハッカーによる犯罪収益と推定される280個にのぼる暗号資産口座に対して没収訴訟を起こした。このうち279口座が没収された。

米国は北朝鮮の暗号資産の動きを追跡しており、2018年から対北朝鮮制裁違反資金に対して民事没収訴訟を推進し、国庫に編入させてきたとメディアは伝えた。

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