2023年と2022年の記録的大雨の際車を無料で貸し出す支援を行った団体が、秋田市に拠点を設けました。
日本カーシェアリング協会が全国で5箇所目となる拠点を秋田市の遊学舎に設け15日開所式が行われました。
NPO法人や車の購入・維持が難しい人向けの低価格リースのほか、普段はリース車両を日常生活で活用してもらい、災害などいざという時には返却を求め被災地の希望者に無償で貸し出す取り組みを行います。
開所式のあと、秋田支部第1号として車椅子のまま乗り降りできる福祉車両が秋田市社会福祉協議会に貸し出されました。
日本カーシェアリング協会は2022年8月に五城目町を襲った大雨を皮切りに、2023年7月の大雨では秋田市と五城目町で軽トラックと乗用車合わせて97台を貸し出すなど秋田での活動を行ってきました。今後は秋田支部を北東北の拠点とし、普段は車を使った地域のコミュニティ作りや生活再建支援、災害時には復旧・復興支援にあたります。日本カーシェアリング協会は来年度中に全国で拠点を10箇所まで増やしたい考えです。