知らない電話番号に警戒を 揖斐郡大野町の道の駅で特殊詐欺防止呼びかけ

防犯機能付き電話機の使用方法を伝える署員=15日、揖斐郡大野町、道の駅パレットピアおおの

  県内で多発する特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、揖斐郡大野町の道の駅で15日、警察官らが対策を呼びかけました。

  県警では、幅広い年代に特殊詐欺被害の注意を促そうと、5月に入ってから、高山市や恵那市などの道の駅5カ所で順次、広報啓発活動を行っています。

  このうち、大野町にある道の駅 パレットピアおおのでの啓発活動には、県警の生活安全総務課や揖斐警察署の署員ら6人が参加しました。

  署員らは道の駅利用者に特殊詐欺の手口を紹介した啓発チラシを手渡したほか、防犯機能付き電話機の体験コーナーでは電話の使用方法を伝えるなど、知らない電話番号からの電話に出る時には警戒するよう呼びかけました。

※県警生活安全総務課 伊藤良輔係長
  「まだまだ特殊詐欺についての理解が進んでいないと思います。まずはこの固定電話での被害が多発する中で、固定電話対策をご自身でもしていただくことが必要だと思います」

  県警によりますと、県内の2024年の特殊詐欺被害は3月末時点で60件にのぼり、このうち約4割の26件が固定電話への電話による詐欺だということです。

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