栃木県内の観光客 コロナ禍前とほぼ同水準に 県はさらなる誘致目指す

とちぎテレビ

2023年の1年間に県内を訪れた観光客の数は8千300万人余りとなり、前の年と比べて1000万人ほど増え、コロナ禍前の水準に戻りつつあることが県のまとめで分かりました。

2023年に観光で県内を訪れた人の数は8387万6000人で前の年と比べて1127万2000人、率にして15.5%増加しました。

コロナ禍前の2019年と比べると約9割にまで回復しています。

市町別では、宇都宮市への観光客が最も多く次いで日光市、那須町となりました。

宇都宮市にはLRT・ライトラインが開業した効果などで1270万人余りが訪れていて、2022年より約190万人、率にして17.8%増えています。

また、県内に宿泊した人の数は784万7000人で2022年より60万人ほど、率にして8.3%増加しました。

こちらもコロナ禍前の9割5分にまで回復しています。

市町別では、日光市での宿泊者が最も多く次いで宇都宮市、那須町となりました。

なかでも外国人宿泊者の数は水際対策の大幅な緩和などから23万5000人と前の年から大幅に増加していて、台湾をはじめアメリカや中国からの宿泊者が多くなっています。

この結果を受けて福田知事は15日の会見で、国内外の観光客を多面的に誘致していく考えを述べました。

© 株式会社とちぎテレビ