南陽市の山林火災…原因は 警察・消防が現場で実況見分

9日間にわたり燃え続けた火災の原因究明が始まった。南陽市で発生した山林火災で、警察と消防が15日朝から山に入り、出火原因などを調べる実況見分を始めた。

15日は午前8時半から、警察と消防合わせて10人ほどが、実況見分のため山に入った。今月4日に南陽市宮内の秋葉山で発生した山林火災は9日間にわたって燃え続け、今月12日に鎮火が発表された。市によると、焼失面積は約137ヘクタールで、初期消火に当たった70代の男性がやけどをしたほか、山小屋2棟と公衆トイレ、ソーラー設備が焼けた。警察と消防による実況見分は、出火原因や、かなり広い範囲に燃え広がった原因などを調べるのが主な目的で、今後、数日かかる見込み。また、これとは別に、県も現地調査を行う考えを示している。日程はまだ未定だが、秋葉山にはワイン用のブドウ畑があり、現時点で被害状況がわかっていないことから、県は今後調査を行って必要な対応を関係機関と検討する方針。

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