アニメ映画『A NEW DAWN』花火工場で育った若者と“幻の花火”を巡る2日間、四宮義俊が監督

アニメ映画『A NEW DAWN(邦題未定)』が2025年に全国で公開される。監督は日本画家・アニメーション作家の四宮義俊。

花火工場で育った若者と“幻の花火”を巡る映画『A NEW DAWN』

映画『A NEW DAWN(邦題未定)』は、土地立ち退きの強制執行が迫る、創業330年の花火工場・帯刀煙火店を舞台にした作品。そこで育った3人の若者たちと、幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間の物語を描いていく。

日本画家・アニメーション作家の四宮義俊が監督

監督を務めるのは、日本画家としての絵画の制作のほか、立体や映像など多彩な創作活動を展開している四宮義俊。新海誠の映画『君の名は。』や片渕須直の映画『この世界の片隅に』などのアニメーション作品に参加した。

四宮が本作を手掛けるきっかけとなったのは、自身の子が雑木林の隙間から見えたソーラーパネルを“海”のように捉えたという出来事。そんな印象的な体験を着想源にしつつ、オリジナルの脚本を作り上げた。

また、本作はフランスのアニメーションスタジオ「Miyu プロダクション(Miyu Productions)」とアスミック・エースが共同で制作したもの。アニメーション制作を担うのは、高坂希太郎やモリ・マサらを擁するスタジオアウトリガーだ。さらに、ハチの楽曲「砂の惑星 / feat.初音ミク」や、ヨルシカの楽曲「準透明少年」などのミュージックビデオを制作してきた、うつしたがキャラクターデザインを担当する。

なお、映画『A NEW DAWN(邦題未定)』は、第77回カンヌ国際映画祭「Animation Day」のアヌシー・アニメーションショーケースに選出されている。

【作品詳細】
映画『A NEW DAWN(邦題未定)』
公開時期:2025年
監督・脚本:四宮義俊
原作:四宮義俊
キャラクターデザイン:うつした
美術:馬島亮子
音楽:蓮沼執太
配給:アスミック・エース
原題:A NEW DAWN

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