首位キープの巨人・阿部監督「鬼門っぽくやれたらいい」17日からのマツダ3連戦に不敵笑み

 8回、投手交代を告げ、ベンチへ戻る阿部監督(撮影・西岡正)

 「巨人4-0DeNA」(15日、セーレン・ドリームスタジアム)

 巨人が連勝でガッチリと首位を守った。貯金は今季最多の5。初回、坂本のタイムリーで先制すると、三回には吉川の右前適時打で追加点を奪った。先発の堀田は6回2安打無失点で3勝目。チームは8度目の完封勝利と投手陣の安定感が光る。

 試合は初回、2死から吉川がDeNA・牧の失策で出塁すると岡本和が四球でつないで一、二塁。得点圏に走者を置いた中、坂本が2ボールから3球目、初球ストライクを積極的に狙った。鋭く三遊間抜ける適時打。三回には吉川の右前適時打で追加点を奪った。

 これで4カード連続勝ち越しで、貯金は阿部政権最多の5とした。16日は広島に移動し、17日からはマツダスタジアムで3連戦。

 前回は1敗2分けと苦戦し、昨季も3勝9敗と大きく負け越した場所だが、指揮官は「本当に、みんなの頑張りでこうやって勝ち越せているのでね」と選手をたたえた上で、「いつも鬼門だって言われているので、鬼門っぽくやれたらいいかなと思います」と不敵な笑みを浮かべ、鬼門突破を胸に秘めていた。

© 株式会社神戸新聞社