宇都宮市の観光客数コロナ禍前の8割まで回復 観光消費額は令和最多

とちぎテレビ

2023年1年間に宇都宮市を訪れた観光客の数が、1271万人と3年連続で前の年を上回り、コロナ禍前のおよそ8割にまで回復したことが市の調査で分かりました。

2023年1年間に宇都宮市を訪れた観光客の数は、LRT・ライトラインが開業した効果などで2022年よりおよそ190万人、率にして、17.8%増え1千271万人だったことが宇都宮市のまとめでわかりました。コロナ禍前のおよそ8割にまで回復しています。

また、観光による消費額も2022年より46.5%増加し、令和に入り最も多いおよそ1千30億円でした。観光客の数はコロナ禍前には届かなかったものの消費額については物価高騰の影響を受けて消費単価が上がりコロナ禍前を上回りました。

宇都宮市によりますとライトラインの開業のほか、首都圏への観光プロモーションなどにより、観光客の数とそれに伴う消費額がいずれも3年連続で前の年を上回りました。

また、大谷地区を訪れた観光客の数は、およそ75万人でコロナ禍前の水準に戻りつつあります。地域別に県外からの観光客で最も多かったのは東京の275万人、次いで埼玉の142万人神奈川の127万人などとなっています。一方、宿泊者の数については交流拠点施設・ライトキューブ宇都宮の年間を通じた稼働などにより2022年より率にして、5%多い185万人余りとなりました。

© 株式会社とちぎテレビ