川村文乃(アンジュルム)[イベントレポート]「高知に生まれ育ってよかったなって思いました」Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』完成披露舞台挨拶付上映会にて

川村文乃(アンジュルム)[イベントレポート]「高知に生まれ育ってよかったなって思いました」Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』完成披露舞台挨拶付上映会にて

TV放送から20周年を記念して製作されたVシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』が、6月7日(金)より期間限定上映、11月13日(水)にBlu-ray&DVDを発売。本日5月15日(水)に完成披露舞台挨拶付き上映を開催した。

同イベントには、TVシリーズからのメインキャストの赤座伴番/デカレッド役のさいねい龍二、戸増宝児/デカブルー役の林剛史、江成仙一/デカグリーン役の伊藤陽佑、胡堂小梅/デカピンク役の菊地美香、姶良鉄幹/デカブレイク役の吉田友一、さらに同作のゲストキャストのイマドキの新人刑事でプレミアデカレッドに変身する江戸川塁役の長妻怜央(7ORDER)、牧野植物園の学芸員でリドミハ星人・モクミス役の川村文乃(アンジュルム)の7名が登壇。

本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

全国の一部の劇場ではライブビューイングも実施された完成披露舞台挨拶。

キャストは、大きな拍手で迎え入れられ、まず一言ずつ挨拶。

さいねいは“ついにこの日が来たなと。心ゆくまで楽しんでください”とコメントし、林は会場と“相棒!”、“相棒って言うな!”とお決まりの台詞のコール&レスポンスで観客を盛り上げた。伊藤も“よっこらせって言うな!”と客席とのコール&レスポンスを楽しみ、ライブビューイングということもあり“札幌で両親が観ています! みなさん楽しみましょう”と述べた。

今の気持ちを質問されると、菊地は“始まってしまうっていう嬉しい気持ちと終わってしまうっていう気持ちで、私たちは(作品を)世に出したらできることはないので、この作品がどこまで成長できるのか、みなさん力を貸してください。寂しい気持ちと送り出せる気持ちが入り混じっています”と想いを口にした。

台本を読んでの最初の感想を質問されると、さいねいは“いい意味で20th作品だけど、アニバーサリー感がなくてTVシリーズの続きのようなところに魅力があります。高知!?って一瞬思いましたが、デカレンジャーは宇宙警察地球署だから管轄内だなって思いました(笑)”と会場を笑わせた。

林も“高知って聞いて、まず友一と美香の顔が浮かびました。それからロケ行けるんだろうなって思って、京都とか高知で撮影できる喜びと早く行きたいって”と撮影が楽しみだったことを明かした。

高知県在中で高知市職員でもある吉田は“(スーパー戦隊や仮面ライダーは)関東近郊での撮影が多いので、新しい挑戦もしていかないといけないとも思って、Iターンで引っ越した高知を盛り上げていきたいって気持ちもありました。高知県は渋滞もないし、ロケしやすい! 30分で海、山、川に行けるのでロケの効率もよいです。クラウドファンディングや行政の協力などもあって、これも新しいチャレンジでした。これが各自治体にも広がってスーパー戦隊が派生できたらいいなって思います”と述べ、菊地も“夏には『仮面ライダーガッチャード』の映画も島根県出雲でロケがありますね”とコメント。

吉田、菊地と一緒にアソシエーションプロデューサーとしても関わっている伊藤は“今回の台本は美香、友一と僕は企画会議から入っていて、当たり前のように今日こうやって完成披露舞台挨拶をやっているけど、これは全然当たり前じゃなくて、まずキャストが揃ったことも20th作品ができたことも、もし僕がファンの立場だったらすごく嬉しい! だからこの喜びを共有できて嬉しいです”と喜びを伝えた。

同作のゲストキャストでプレミアデカレッドにも変身する長妻は“『デカレンジャー』は小さいころから知っていたので、とても嬉しかったです。最初にレッドって聞いたのでデカレンジャーとして新しいチームになるのかと思ったら、僕以外(新しい変身するキャストは)ほかに誰もいなくて単身弟子レッドでした! 「弟子デカレンジャー」です”と、新しい言葉を生み出し、さらに“みなさんが温かく迎えてくれたのが嬉しかったです。最高でした!”とネタバレなしの中で想いを告げた。

同じくゲストキャストでリドミハ星人のモクミスを演じた高知県出身の川村は“高知にデカレンジャーが来るの?ってびっくりしました! 牧野植物園は遠足でも行ったり、よく行っていました。植物園の学芸員って聞いて嬉しかったし、役も土佐弁だったので高知に生まれ育ってよかったなって思いました”と語った。

バンから塁へとSPライセンスが受け継がれる“世代交代”もテーマになっていることにちなんで、次の世代に受け継ぎたいことも話題に。

さいねいは“『デカレンジャー』を次の世代に受け継ぎたいです。これは僕たちがやってきた作品ではなくて、TVシリーズで『デカレンジャー2』を1年間やっていただいて、レッドはぜひ長妻さんにやっていただき、グリーンは川村さんにやってもらいたい!”と宣言し、客席からも歓声が起こった。林も“もう1回ブルーやらせてもらいます!”と挙手し、会場は大いに盛り上がった。菊地も“関係者のみなさま、よろしくお願いします!”と声を挙げた。

受け継ぎたいものとして、林は“10周年、20周年などの周年作品が『忍風戦隊ハリケンジャー』から始まって『爆竜戦隊アバレンジャー』も戻ってきて、僕たちもみなさんに支えられて(20th作品が)できました。これからもずっと後輩たちにこの10周年、20周年作品を永続的に続けてもらえたらいいなと思います。こうやって応援してくださる方も今日目の前にして改めて感じることもできたので、このいい気持ちを後輩たちにも味わってもらえたらいいなって思って今後も続いてほしいです。それでスーパー戦隊も仮面ライダーも(周年作品が)増えていって盛り上げていって、次の世代にバトンタッチしていきたいなって思います”と周年作品への想いを口にした。

伊藤は“エンタメの世界にいて、20th作品に携わることが嬉しいし、精一杯仕事をしているだけなんですが、こうやって楽しいことに感化されていってほしいし、警察官になりましたとか、(『王様戦隊キングオージャー』のヤンマ・ガスト/トンボオージャー役の)渡辺碧斗のように俳優になりましたとか、いいスパイラルが生まれて繋がってくれたら嬉しいなと思います”と話した。

菊地は“『デカレンジャー』を軸に考えた時に現場の居方とかは(白鳥スワン役の)石野真子さんを見てすごく影響を受けました。いつも笑顔でいつもフラットでおちゃめなところもあって完璧な女性であって俳優であって、20年経って当時の真子さんの年齢を超えるかなって時に、無償の愛とか『デカレンジャー』に対してもすごい愛情を持っていてフワッとした当たり前な安心を持っていて、それが真子さんのプロフェッショナルなところだと思いますが、それを体現して、お弁当を作ったりとか人を癒したりできると思うので、真子さんから受け継いだ愛をヒーローだからこそ伝えたいし、伝えていきたいなと思います”と自身が店長のお弁当屋さん『十月一日』のお店での在り方を語った。

吉田は“鍼灸師の資格を取って9年目になりますが、人間、元気じゃないと映画も観れないし、旅もできないし、高知にも来れないので人間と健康は切っても切れない、そんなことを考えながら日々臨床に当たっています。これから鍼灸がさらに広がって健康で国を守りたいです”と話し、林、伊藤、長妻を患者として毎月、吉田が診ていることも明かされた。

長妻は受け継ぎたいこととして“バラエティの部分を大切にしているのですが、最近変顔のレパートリーがなくなってきていて、先生である吉田さんの変顔を受け継ぎたいなって思います”と吉田に無茶ぶりをした。なお、時間の関係もあり、変顔はSNSで受け継ぐことになった。

川村は“’私はアンジュルムでアイドル活動をしていて、アンジュルムで今年10周年を迎えるので、先輩方からたくさんのことを受け継いだので後輩にそれを教えて、アンジュルムがどんどん続いていったらいいなって思います”と後輩への想いを告げた。

そして、本日登壇はできなかったデカイエロー/ジャスミン・日渡茉莉花役の木下あゆ美から20周年ができた喜びや、観客に一緒に盛り上げてほしいと作品への想いを語るビデオメッセージも到着。また、会場とライブビューイングへの観客へ感謝の意味も込めて、特別に長妻、川村も含めた7人での同時変身も披露した。

最後の締めとして、さいねいは“今日はみなさま本当にありがとうございました。本当にここまできたので、何も言うことはございません。心ゆくまで『デカレンジャー』の世界、20年後を楽しんでください!”とメッセージを送り、さらに“6月9日(日)には和歌山で<デカフェス>があります。ヒーローショーをやります! イベントとか舞台挨拶はやったことがあるけどヒーローショーは初めてなので、和歌山に来て楽しいところや、美味しいものもいっぱいあるので、ヒーローショーと併せて楽しんでほしいです”と6月9日(日)に和歌山マリーナシティにて開催される<20周年 デカフェス アニバーサリー・ステージ>の告知をして大きな拍手の中、舞台挨拶は幕を下ろした。

© JAPAN MUSIC NETWORK, Inc.