【新日本・BOSJ】デスペラード BUSHIとの足殺し合戦を制し2勝目「今年は優勝するって何回言ったと思う?」

BUSHI(右)にヌメロ・ドスを決めるエル・デスペラード

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(15日、新潟・リージョンプラザ上越)で、初優勝を狙うエル・デスペラードが苦しみながらもBUSHIを下し、白星を先行させた。

試合はお互いが左ヒザへの一点集中攻撃を続ける消耗戦となった。5分過ぎにトペ・スイシーダを真正面からくらったデスペラードは、ここから苦しい展開を強いられた。リングにヒザから叩きつけられ、非情なヒザへの攻撃が続く。

負けじとBUSHIへの左ヒザに集中砲火を浴びせ、ストレッチマフラーホールドで捕獲。だがこれをロープに逃げられ、その後はフィッシャーマンズスクリューから足関節技ファブルを決められ、あと一歩まで追い込まれた。

両雄とも踏ん張りがきかない状態になりながらも、デスペラードの目は死んでいなかった。12分過ぎ、MXを狙うBUSHIの足をキャッチし、ここから一気にヌメロ・ドスへ。逆転のギブアップ勝利を収めた。

これで2勝1敗の勝ち点4。マイクを握ったデスペラードは「お前も足殺しってものを武器にしているかもしれないが、こちとら足殺しだけでこのタイトルを何回取れるか、そういうことをやってんだ。昨日今日に始まった足殺しとは思わんが、まだ俺のほうが手数は多かったな」と勝ち誇った。

この日の結果を受け、同ブロックは3戦全勝のティタンとブレイク・クリスチャンが勝ち点6で首位に立ち、デスペラード、ケビン・ナイト、クラーク・コナーズが勝ち点4で続く。

「今年は優勝する、今年は優勝するって何回言ったと思う? もう何回も言ってるから俺、うそをつきたくねえんだ…」と口にし、ひと呼吸置いたデスペラードは「今年は優勝するよ!」ときっぱり。2020年、22年大会で優勝決定戦に駒を進めながら、高橋ヒロムに苦杯をなめたBOSJで、今年こそファンへの約束を果たす。

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