【阪神】3番起用ハマった! 近本光司が値千金の一打「自分のやることは変わらないんで」

ヒーローインタビューを受ける阪神・近本光司

阪神・近本光司外野手(29)が、15日の中日戦(バンテリン)で値千金の一打を放った。

両軍無得点のまま迎えた延長11回、1番・森下が左翼越えの二塁打、2番・中野の二ゴロで作った一死三塁の好機で打席を迎えた3番・近本。竜4番手・斎藤に2球で2ストライクに追い込まれながらも粘りを見せ、6球目のシュートを右前へ運んだ。これが決勝打となり、チームは1―0で辛勝した。

チームを勝利に導いた背番号5は、「先頭で森下が二塁打を打ってくれたので、絶対にチャンスで回ってくるなと。中野も結果的に進塁打になって、『絶対打たなアカンな』と思いながら、初球すごい空振りしました」と苦笑いしながら、「目的がバットに当てることだったので、それができたのが良かったです」と振り返った。

また、12日のDeNA戦(横浜)から3番に抜擢。岡田監督も「誰が3番打ってもあかんねん」と頭を抱えていたが、近本はこの3戦で11打数4安打2四球と見事にハマっている。「回ってきたら自分のやることは1番であろうが3番であろうが変わらないんで。先頭で回ってきたら塁に出る。チャンスで回ってきたらしっかり返すことだけは何番であっても変わらないのかなと思います」と言葉に力を込めていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社