佐賀県有明海漁協らに公取委が排除措置命令

有明海の養殖ノリの全量出荷を巡り公正取引委員会は独占禁止法違反で佐賀県有明海漁協らに対し、15日排除措置命令を出しました。

独占禁止法に基づく排除措置命令を受けたのは佐賀市の「佐賀県有明海漁業協同組合」と熊本市の「熊本県漁業協同組合連合会」です。

公正取引委員会によりますと、2つの団体は組合員に対し全量出荷を求める誓約書を書かせて、出荷などを不当に拘束していたということです。

漁協側は命令差し止めを求める裁判を起こしましたが、9日東京地裁で訴えを却下する判決が言い渡されました。

命令を受け漁協側は「強制はしていない。命令の取り消しを求める裁判を起こし、違反していないことを説明していきます」とコメントしています。

© 九州朝日放送株式会社