飛行試験活動は2024年7月に予定されている。この開発とテストは、米海兵隊のために前方に展開した地上部隊に自律的に補給できる無人航空機システム（ドローン）を開発し、実証するために昨年締結された契約の一部だという。
Leidosの上級副社長兼エアボーン・システム事業エリア・マネージャーであるTim Freeman氏は、次のようにコメントする。
Leidosは、この重要な能力を戦闘員に提供するためにElroy Airと協力できることを嬉しく思います。試験続行の承認は大きな節目であり、チームによる数カ月にわたる努力の成果です。私たちは、LeidosとElroy AirのMARV-ELソリューションが、海兵隊や他の兵科にどのようにロジスティクスの優位性をもたらすかを実証することを楽しみにしています。
LeidosとElroy Airは、アリゾナ州ユマにある米陸軍ユマ試験場（YPG）でElroy AirのChaparralシステムのデモンストレーションを行う予定だ。Chaparralは「リフトプラス・クルーズ」ハイブリッド電気式垂直離着陸（hVTOL）貨物機だ。
https://www.drone.jp/news/2023111716325676434.html
Chaparralシステムは、効率的な自律運航と長距離ミッションのために、電気推進とターボ発電によって駆動される翼面飛行の利点を活用している。先進的なカーボン複合材の機体とモジュール式の自動積載機能で設計されており、レガシー機と比較して必要な人員を削減し、ゼロタッチ・ロジスティクスを可能にする。
Elroy AirのCEO兼共同設立者であるDave Merrill氏は、次のようにコメントする。
我々は、米軍と同盟軍にこれらの重要な能力を提供するためにLeidosと協力できることに興奮している。「我々は当初から、乗組員を危険な目に遭わせることなく、戦場で貨物を移動させ、部隊に補給するためにシャパラルを設計してきました。我々は、これらの能力を実証し、米海兵隊の遠征ロジスティクスの目標に貢献するために働くことを楽しみにしています。
MARV-ELはPMA-263の取り組みであり、遠征前進基地（EAB）やその他の分散作戦を行う海兵隊部隊を維持するための即応能力を指揮官に提供するよう設計されている。
MARV-ELは、脅威、地形、天候、または競合する優先事項のために地上または有人航空アセットが利用できない場合に海兵隊に戦闘支援を提供し、自律的な操作を使用して、「中量級」無人兵站アセットとなるべきだという。
