「浪花のモーツァルト」と呼ばれた作曲家のキダ・タローさんが１４日に死去していたことが１５日、所属事務所の公式サイトで発表された。９３歳だった。
公式サイトでは、「弊社所属の作曲家 キダ・タロー先生が２０２４年５月１４日逝去しました」「生前のご厚誼に深謝し謹んでご報告申し上げます」と記された。
葬儀、告別式は故人の遺志により近親者のみで執り行ったことを報告。「これまでお世話になった関係者の皆様 応援してくださったファンの皆様に心より感謝 お礼申し上げます これからもキダ・タロー先生の作品が皆様に愛され続けることを切に願います」と結んだ。
キダさんは１９３０年、兵庫県宝塚市生まれ。１９歳の時に関西学院大学を中退後、プロピアニストとして活動し、作曲活動も本格化。ＡＢＣテレビ「プロポーズ大作戦」、ＮＨＫ「生活笑百科」、読売テレビ「２時のワイドショー」など多くのテレビ番組のテーマソングを担当。ＣＭソングも数多く手がけ、「かに道楽」「出前一丁」「アサヒペン」「５５１蓬莱」などの代表作がある。
また、関西の人気番組「探偵！ナイトスクープ」（ＡＢＣ）で最高顧問を務め、「浪花のモーツァルト」としてもお茶の間に愛された。
