FRBの動き、ユーロ圏にほとんど影響なし=仏中銀総裁

[パリ 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は15日、ユーロ圏の域内市場の規模を考慮すると、ECBの今後の利下げペースは米連邦準備理事会(FRB)の動きにそれほど左右されないと述べた。

その上で、今後の利下げペースは経済データや見通しの動向に応じて会合ごとに決定されると改めて強調した。

仏下院の財政委員会で、ユーロ/ドルの変動がユーロ圏のインフレに及ぼす影響は10%未満と指摘。「ユーロ導入の利点の一つは、域内市場が広範で、米国の決定への依存度が低下することだ」とした。

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