【韓国】4月の失業給付、8カ月ぶり1兆ウォン台[経済]

韓国で輸出と国内消費がともに回復傾向を見せるものの、雇用指標は依然として低迷が続いている。韓国雇用労働省が13日発表した2024年4月の労働市場動向によると、4月の失業給付金の支給額は前年同月比9.7%増の1兆546億ウォン(約1,204億円)で、8カ月ぶりに1兆ウォン台を突破した。

失業給付金の支給者数は0.5%増の66万1,000人で、23年3月以来13カ月ぶりに最高値を更新した。業種別では建設業が6,000人で最も多く、以下、情報通信業が4,000人、製造業が3,600人と続いた。このうち、新規申請者は5,000人増の10万1,000人だった。

4月時点の雇用保険加入者は1,535万4,000人と、1.6%の微増となった。人口減少の影響で20代は20カ月連続、40代は6カ月連続の減少となった一方で、外国人労働者の増加により全体では増加したものとみられる。

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