【マレーシア】日系ヒロユキ、ペットボトル62万本を回収[社会]

ヒロユキ・インダストリーズ・マレーシアは、リサイクルプロジェクト「レスキューPETボトル」の表彰式を開催した=15日、ジョホール州(同社提供)

マレーシア・ジョホール州で梱包(こんぽう)資材やプラスチックの樹脂原料の製造・販売を手がける日系企業ヒロユキ・インダストリーズ・マレーシアは15日、同州の公立小学校と中学校を対象に実施したリサイクルプロジェクトを通して、1年間で約62万本(500ミリリットル換算)の使用済みペットボトルの回収に成功したと発表した。

リサイクルプロジェクト「レスキューPETボトル」では、2023年4月から24年3月までの間、児童・生徒らに家庭からごみとしてペットボトルを学校に持参してもらい、その総量を児童・生徒数で割った数を採点した。マレーシア教育省からも承認を得ており、小学校10校、中学校3校が参加した。レスキューPETボトルの実施は2回目で、回収量は前回の50万本から増加した。

15日には表彰式が行われ、上位3校には表彰金、残り10校には参加賞を授与した。ヒロユキ・インダストリーズ・マレーシアの中田宏之社長は、マレーシアのペットボトルのリサイクル率は16%にとどまるとし、「ペットボトルのリサイクルについて児童や生徒の意識を高めた学校の教師や校長に感謝する」と述べた。

© 株式会社NNA