舞踊ショー、主役は6歳女の子 金沢の温浴施設 高岡の出島さん、愛きょうたっぷり

舞踊ショーのステージに立つ出島さん(中央)=金沢市松島町のテルメ金沢

 温浴施設「テルメ金沢」(金沢市松島町)で月1回開催される舞踊ショーに、6歳の女の子が出演して人気を集めている。4歳で日本舞踊を始めた高岡市福岡小1年の出島櫻子さん。3月にデビューして以来、大人に交じって愛らしい踊りを繰り広げており、またたく間にステージの花形となった。愛きょうたっぷりの笑顔にファンとなる大人も多い。

  ●ファンの大人多く

 「さくらです。6さいです」。12日にテルメ金沢で開催された「お客様参加型お楽しみ会」(北國新聞社後援)。舞踊ショーを終えた出島さんが自己紹介すると、会場はほっこりした雰囲気に包まれた。

 この日が3回目のショー出演となった出島さん。舞台では「ハナミズキ」の曲に合わせ、かわいらしい舞を披露した。

 出島さんは2年前、金沢市内の別の温浴施設で舞踊ショーを見た際、舞台上で踊る子役を目の当たりにし、日本舞踊に憧れを抱いた。その後、何度もショーに足を運ぶうちに、出演者らが稽古をつけてくれるようになり、自宅でも練習を積んで腕を磨いた。

 今年2月、出島さんがテルメ金沢のお楽しみ会で「劇団晴れるや」の舞踊ショーを見ていたところ、同劇団の新田容三社長から出演オファーを受けた。3月、ゲストとして舞台に立つと、「友禅流し」や「夜桜お七」に合わせて踊り、客から大きな拍手を浴びた。

 出島さんは、月に1回、テルメ金沢で踊るのを楽しみにしているといい、「稽古を続けて、もっとうまく踊れるようになりたい」と笑顔を見せた。

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