ブルージェイズ、守護神が痛恨の逆転サヨナラ被弾 菊池雄星は1失点粘投も、天敵前に無念の5回途中降板

○ オリオールズ 3x-2 ブルージェイズ ●
<現地時間5月15日 オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ>

トロント・ブルージェイズが痛恨の逆転サヨナラ負け。先発した菊池雄星投手(32)は5回途中1失点という投球で、勝敗は付かなかった。

菊池は初回、1番ウエストバーグに先頭打者アーチを被弾。先制点を献上したが、この後3つの三振を奪ってイニングを終えた。2回裏には先頭打者に二塁打を許すも、後続を打ち取り、無失点とした。

ブルージェイズは3回表、二死一、三塁から4番ボー・ビシェットの2点適時二塁打で逆転に成功。援護を貰った菊池は、直後の3回裏にもランナーを出しながら無失点。4回裏には一死二、三塁のピンチを背負ったが、連続三振でリードを守り抜いた。

5回表にも続投した菊池だったが、一死から2番ラッチマンに安打を許し、過去15打数7安打、4本塁打と打ち込まれている3番マウントキャッスルを迎えたところでジョン・シュナイダー監督がマウンドへ。勝利投手の権利を前に、88球という早いタイミングでの降板となった。

その後、ブルージェイズは7回裏に無死二、三塁、8回裏には一死一、三塁というピンチを迎えながらもブルペン陣が踏ん張り、リードを死守。ところが最終回、守護神ジョーダン・ロマノが無死一塁からラッチマンに逆転サヨナラ2ランを被弾。逃げ切り失敗で地区2位オリオールズ相手に連勝とはならず。7カード連続で勝ち越しから遠ざかり、借金4となっている。

この試合の菊池は4回1/3、88球を投げて6安打、1四球、9奪三振、1失点という内容。先頭打者本塁打を浴びるスタートとなったが、以降は毎イニング走者を背負いながらも得点は与えない粘投。今季9戦目を終え、成績は2勝3敗、防御率2.60となっている。

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