「初回」と「中盤」は要注意!データで見るソフトバンク・山川穂高の“不敗神話”

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山川が打点を記録すると「15勝1分」

ソフトバンクは15日、敵地での楽天戦に7-3で快勝。これで今季の成績は36戦24勝10敗2分、貯金を14とした。

この日も11安打と打線が好調。リーグ打率トップ3を独占する近藤健介が第1打席から快音を響かせれば、打率2位の周東佑京は今季1号含む3安打2打点、前日に打率が3割を切った柳田悠岐も3安打で打率を.313まで戻している。

また、本塁打と打点でリーグ二冠を快走する主砲・山川穂高は5回のチャンスにレフトへの適時二塁打を放って3戦ぶりの打点をマーク。今季36試合の出場で36打点とハイペースで打点を積み上げている。

実は3月29日の開幕戦で今季初打点を挙げて以降、山川が打点を挙げた試合は15戦負けなしという「不敗神話」が徐々に定着しつつある。1週間ぶりの打点となった15日の試合も無事に勝利を収め、山川が打点を挙げた試合の成績は15勝1分となった。

▼ 山川穂高が打点を挙げた試合
勝:3/29(金)vs.オ(3-1)
勝:4/4(木)vs.ロ(8-1)
勝:4/5(金)vs.楽(6-1)
勝:4/11(木)vs.日(6-3)
勝:4/13(土)vs.西(11-2)
勝:4/19(金)vs.オ(9-7)
分:4/20(土)vs.オ(3-3)
勝:4/24(水)vs.ロ(10-1)
勝:4/25(木)vs.ロ(6-0)
勝:4/28(日)vs.西(3-2)
勝:4/30(火)vs.楽(8-0)
勝:5/5(日)vs.西(4-0)
勝:5/6(月)vs.日(9-4)
勝:5/7(火)vs.日(2-1)
勝:5/8(水)vs.日(3-1)
勝:5/15(水)vs.楽(7-3)

ホットゾーンは中盤

今季の山川の成績をイニング別に見てみると、6回が打率.389で5回も.385をマーク。打点で見ても4回の8打点が最多で、4~6回に計17打点を記録。試合中盤に強さを見せている。

また、初回も打率.240ながら7打点と4回に次ぐ好成績。4番という打順の性質上、初回から打席が回るということは走者が出ているということ。対戦相手とすれば、まず初回に山川まで回さないということが重要になる。

得点圏打率はリーグ17位の.255でも打点ランキングはトップを独走中。おまけに不敗神話までついてくるとあって、今後もチャンスで打席が回ってきた際には大きな注目を浴びることになるだろう。

頼れる新加入の主砲が好調なチームをこのまま優勝まで導くのか。鷹の4番でどっしりと構える背番号25から目が離せない。



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