大谷翔平の接待で“厳戒態勢”に 米国の日本食レストランに走った緊張「ブラインドも下げた」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

昨オフの獲得交渉で訪問

米大リーグで活躍する大谷翔平投手は、今季からドジャースに加入。FA争奪戦に敗れた同地区のライバル・ジャイアンツを相手に13日(日本時間14日)から連戦が始まったが、米メディアはFA交渉時に大谷が訪れたというサンフランシスコ市内の日本食レストランを紹介。山本由伸投手も訪れたことを明かした日本人オーナーは「でも2人ともドジャースに行ってしまった」と語ったという。

今回、米サンフランシスコのニュースメディア「SFGATE」で紹介されたのは、市内の日本食レストラン「Akari Japanese Bistro」。ドジャース戦に合わせてか「フリーエージェント中のドジャースのショウヘイ・オオタニをもてなした、サンフランシスコのレストランの内側」との見出しで報じられた。

記事では「このレストランは、モリと料理長の”マコ”マコト・カネマルによって2022年にオープンした。最高に新鮮な食材を使用した、料理長特製の伝統的な日本の味わいを提供する懐石料理を専門としている。しかし、ただのお寿司ではない。Akariの通常のディナーコースでは、和牛、天ぷら、鍋、刺身などが提供される」と紹介。ベイエリアのフードメディアやインフルエンサーが同レストランを紹介することはあまりないとも言及している。

そんな中で「しかしMLB界では、創業してわずか2年しか経っていないサンフランシスコの懐石レストランが、この街が提供する最高級の日本食レストランの1つであると知られている」と指摘。「ここは、このオフシーズンに彼ら(ジャイアンツ)が2人の日本生まれの大物フリーエージェントとの重要な交渉の場として選んだレストランである」と伝えている。

2人の日本生まれの大物フリーエージェント、とは大谷と山本。記事では、ジャイアンツがレストランを貸し切り、「ブラインドも下げた状態」の“厳戒態勢”で交渉していたとされている。ちょっとした緊張感が走ったようだ。

記事ではオーナーが「残念ながら、2人ともドジャースに行ってしまいましたけどね」と笑いながら語った事も紹介。同レストランが、吉田正尚のレッドソックスがアストロズ戦で遠征してきた際にケータリングを行っていたことも紹介され「たとえこのオフシーズンにジャイアンツがオオタニやヤマモトの獲得に貢献できなかったとしても、彼らの目標の最も強力な基盤は野球界にあることは明らかだ」と評価。MLB選手に愛される店であるとした。

THE ANSWER編集部

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