ゼイン・マリク、「近いうちに」ニューアルバムをリリース?

ゼイン・マリクが、「近いうちに」ニューアルバムをリリースするかもしれないとほのめかした。17日(金)に4枚目のソロアルバム『ルーム・アンダー・ザ・ステアーズ』を携えて戻ってくるゼインは、常に曲を作っており、そう遠くない将来に新作を発表するかもしれないと明かした。

ナイロン誌のインタビューでゼインはこう話す。「あまり多くを公表したくはないが、たくさんの音楽に取り組んでいて、近いうちにまたアルバムをリリースするかもしれない」

ゼインは1日で曲を作ることができ、2021年のアルバム『ノーバディ・イズ・リスニング』に続く新作に収録されたのいくつかの曲は数年前のものだという。「次から次へと曲を作るのが好きだ」「僕の場合、そうするのが早いんだ。雰囲気をつかんだら、2、3時間で書き上げ、その日の夜には完成している」と語る。

カントリー調の同アルバムは、クリス・ステイプルトンにインスパイアされたものだという。「僕の農場でウイスキーを飲みながら、犬と一緒に火のそばでステイプルトンの曲を少し聴いていた。ギターを弾きながら」「満足してるよ。時代を少し先取りしているということは、あるレベルの知性を示していると思うんだ」とゼインは言う。

これまでにビヨンセ、ラナ・デル・レイ、ポスト・マローンもカントリー作品を発表しており、現在同ジャンルはメインストリームでは大きな注目を集めている。

しかしゼインは、このジャンルがトレンドになっている時にカントリーのアルバムをリリースしたのは偶然だとして、「みんなに僕が流行に乗っていないことを知ってもらいたい」と話す。

そして、カントリーがヒットしている理由は、音楽ファンが今日の「弱々しい」チャート音楽では得られない「歌詞の深み」を愛しているからだとして「人々は歌詞にもう少し深みを求めている。トップ40のチャートでは、メインストリームの音楽の多くが少し弱々しく感じられる」「曲はとてつもなく格好いい。わかるかな?記憶に残るんだ。ラジオで流れていて、その役割を果たしているけど、人々はもうちょっと求めるところがある」と説明した。

ステイプルトンだけでなく、ゼインはカントリー界のレジェンド、ウィリー・ネルソンからもインスピレーションを得ており、歌詞の成熟度と品格を愛しているとして、こう続けている。「彼らの歌詞や痛み、成長、人生の教訓を本当に聴くことができた」「クリス・ステイプルトンの曲が流れてきて、まるでクソガキのように聞こえるなんてことはなかった。彼はそんなことしない!『クラブにいるビッチたち!バカルディを飲んでいるんだ』とかなんとか、若い子たちが言うようなことは言っていない」「彼はそうじゃない。品があるだろう?本当の大人の話をしてくれている。そして僕はそれを最大限にリスペクトした。『クールだ。僕にもできることだ』って」

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