磯子警察署 射撃大会団体で優勝 18署参加のB組で 横浜市金沢区・横浜市磯子区

中村署長(後列左)と優勝メンバーの赤松巡査長(同右)、福田巡査(前列左)、丹内巡査長(同右)

磯子警察署(中村高久署長)が、4月26日に神奈川県警察射撃場=栄区=で開かれた「神奈川県警察創立150年記念拳銃射撃競技大会」の警察署対抗B組で優勝した。

同大会は実践的な射撃訓練の成果を確認するとともに、射撃技能の向上を図ることなどを目的に開催されている。県内54署を規模に応じてA・B・Cの3組に分けて行い、同署は18署が参加したB組で出場。3つの条件で10〜15mの距離から的を狙って射撃し、得点を競った。

同署からは地域課第二係の丹内一成巡査長、同課第三係の赤松将哉巡査長、同課第一係の福田柚奈巡査らが参加。開催の約2週間前から日頃の業務の合間で実射訓練やイメージトレーニングなどに励み、大会に臨んだ。

予選から最高得点

予選は各署4人が全3種目を行って全員の合計点を競い、18署のうち上位3署が決勝へ進出する。同署は予選1位となり、2位の金沢署、3位の相模原北署と決勝競技へ臨んだ。

決勝では3人が1人1種目を行った合計点で優勝を争う中、磯子署は予選に続く最高得点で優勝した。「やる気のあるメンバーで、大会前にしっかり研さんできた結果が出せた」と話す特別訓練経験者の丹内巡査長。2分間で5発を撃つ「遅撃ち」で満点の50点を記録した赤松巡査長は「周りのメンバーが心強く、練習と本番で同じように取り組めた」と大会を振り返った。福田巡査は初めての大会出場。これからも技能を磨いていき、「特練員を目指したい」と語った。

署員の活躍に中村署長は「県警創立150年の節目の大会で優勝できたことは誇らしい。拳銃を使わないに越したことはないが、署員一人一人が判断力などを向上させ、地域の安全・安心につなげられたら」と話した。

© 株式会社タウンニュース社