笹野台出身落語家 春風亭昇羊さん、地元公演 6月に関内ホールで 横浜市旭区・横浜市瀬谷区

表情豊かに落語を披露する昇羊さん

旭区笹野台出身の落語家・春風亭昇羊(しょうよう)さん(33)が、6月12日(水)に関内ホール(中区)で開かれる「第3回関内寄席ここらの4人〜真打への道〜」に出演する。

真打を目指す若手を応援する同ホールの主催事業。今年2月に始まり、来年3月まで全6回の公演が予定されている。”ここらの4人”は、昇羊さんのほか、立川うぃんさん、三遊亭ごはんつぶさん、春風亭かけ橋さんで、いずれも横浜市出身の二ツ目の落語家だ。

「架け橋に」

昇羊さんは笹野台小学校出身。落語の世界に入ったきっかけは高校卒業後、素人による古典落語のアレンジを目にしたこと。本物の噺家の芸ではなかったが、強い関心を抱いた。調べていく中で、「自分には落語家が向いているかもしれない」と感じたという。

2012年に春風亭昇太さんに弟子入り。「芸についてはもちろん、挨拶や礼儀、気遣いなど人として大切なことを多く教わっています」。人間として大きな影響を受けているという春風亭昇太さんのもとで学び、16年には二ツ目に昇格した。

「お客様に喜んでもらうことを一番に考えています」と昇羊さん。落語の面白さをいかに表現して、観客に届けられるかを追求する。「落語とお客様をつなげる『架け橋』のような存在になれれば」とも願う。

12日は午後6時30分開演(30分前開場)。昇羊さんや三遊亭ごはんつぶさんなどが出演する。地元公演に向けて、「お客様に『来て良かった』と思ってもらえるよう頑張りたい」と話す。前売り2500円、当日3000円(未就学児は入場不可)。(問)同ホール【電話】045・662・1221

読者プレゼント

12日の公演チケットを抽選で読者5組10人に進呈。希望者は住所、氏名、【電話】を明記し、〒244―0803横浜市戸塚区平戸町259(株)タウンニュース「ここらの4人チケットプレゼント係」まで。5月25日(土)必着。

地元の敬老会に10年以上前から出演するなど地域とのつながりも深い

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