Eneliverと九電EV充電普及で業務提携 集合住宅などに充電器設置

EV充電サービスのEneliver株式会社(以下、Eneliver)は5月10日、九州電力と同日付でEV充電インフラの普及促進に向けた業務提携契約を締結したと発表した。九電が進める集合住宅のEV充電サービスでEneliverの充電器を設置したり、その他の施設に対してもインフラ拡充を図ったりで協力する。

九電は「充電器を1区画に1台設置」を掲げるEV充電サービス「PRiEV」(読み:プライブ)を、2022年度から首都圏と福岡市の集合住宅を対象に進めている。業務提携を通じて九電は、すでに採用実績を持つEneliverの充電器をPRiEV導入予定の集合住宅に設置する方針という。

充電器設置に際し、25年度以降にEV充電インフラの補助金交付の条件になる見込みの、国際標準通信プロトコルOCPP(Open Charge Point Protocol)準拠も進めていく。

両社は集合住宅以外の施設に対するEV充電インフラ普及に向けた取り組みも検討する。また、EneliverはEV充電のエネルギーマネジメントや車載バッテリーを活用した地域の電力需給調整にも取り組むとしている。

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