小関裕太と吉柳咲良が悲恋のカップルを熱演 6度目上演『ロミオ&ジュリエット』東京公演開幕

公開ゲネプロに臨んだ吉柳咲良と小関裕太【写真:ENCOUNT編集部】

ダブルキャストで岡宮来夢と乃木坂46・奥田いろはも登板

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が5月16日に東京・新国立劇場中劇場にて開幕する。15日にはロミオ:小関裕太、ジュリエット:吉柳咲良、ベンヴォーリオ:内海啓貴、マーキューシオ:伊藤あさひ、ティボルト:太田基裕のキャストで公開ゲネプロが行われた。

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、2001年にフランスで生まれ、世界20か国以上で観客動員600万人を超えるメガヒット作。この日本オリジナル版は2021年以来3年ぶり6度目の上演となり、キャストを一新して上演される。

この日のゲネプロでロミオを務めた小関は舞台『キングダム』『ジャンヌ・ダルク』など話題作に続けて出演し、ドラマでも欠かせない若手俳優。敵対するキャピュレット家の娘・ジュリエットを愛してしまう青年ロミオを、正統派の二枚目像で演じた。

ジュリエット役の吉柳は10代からミュージカル『ピーター・パン』などに出演。昨年はNHK連続テレビ小説『ブギウギ』での歌手・水城アユミ役で印象を残した。ジュリエットとして伸びやかで透明感ある声色を響かせ、ヒロイン力を発揮した。

シェイクスピアの古典をアレンジし、スマホやパソコンも登場して現代が舞台のように描かれた、2024年版の『ロミオ&ジュリエット』の物語。ラップやビートボックス風のナンバーもあり、若者たちの生きるエネルギーと愛の力を音楽とダンスで表現。内海・伊藤・太田も力強い歌唱でそれぞれのキャラクターの情熱を客席へ伝え、死を象徴する死のダンサー役にはK-BALLET TOKYOの栗山廉が出演。しなやかなダンスで存在感を見せた。

ダブルキャストの本作は、ロミオを小関と岡宮来夢、ジュリエットを吉柳と乃木坂46の奥田いろはが演じる。さらにベンヴォーリオ、マーキューシオ、ティボルトは石川凌雅、笹森裕貴、水田航生も演じ、死のダンサーには東京シティバレエ団所属のキム・セジョンも出演する。

東京公演は6月10日まで。その後、愛知・刈谷市総合文化センターと大阪・梅田芸術劇場メインホールでも上演される。ENCOUNT編集部

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