ラグビー三重、1部残留へ集中 18日からリーグワン入れ替え戦 2部愛知と2戦

【1部レギュラーシーズン最終戦の神戸戦で2トライを挙げた三重SH北條=4日、スポーツの杜鈴鹿で(三重ホンダヒート提供)】

 ラグビーのNTTリーグワン1部・2部入れ替え戦が18日から始まる。昨年の入れ替え戦を勝ち抜き、初めて臨んだ今季の1部レギュラーシーズンを12チーム中11位で終えた三重ホンダヒート。1部残留を懸け、2部2位の豊田自動織機シャトルズ愛知と18日(パロマ瑞穂ラグビー場)、25日(スポーツの杜鈴鹿)の2戦にわたって対戦する。

 今季からニュージーランド元代表のキアラン・クローリー氏がヘッドコーチを務めている。ワールドカップ(W杯)でイタリア代表を率いた経験も持つ名将の下、古田凌主将は「FW、BKが連携しながらどこでもアタックできるようなラグビーを目指してきた」と話す。

 「ディビジョン1(1部)の洗礼を受けた」リーグ序盤は「1回のミスでトライまで持って行かれることが多かった」が徐々に「チームもディビジョン1にフィットしていった」。コベルコ神戸スティーラーズに31―33で敗れた今月4日のレギュラーシーズン最終戦は、1部5位の格上を相手に、試合終盤まで競り合いに持ち込む粘りを発揮した。

 「負けたことはすごく悔しいが良い形でトライを取れる場面も多くなってきた。イメージするラグビーにちょっとずつ近づいている」とチームの成長も感じ取る古田主将。入れ替え戦に向けて「自分たちのラグビーで相手を圧倒できるか。まず1試合目に焦点を当てて頑張りたい」と話し、18日のビジターゲームに集中している。

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