書道家 佐野さん、母校に作品寄贈 白寿を前に富士見小へ 平塚市

作品を掲げる佐野さん(中央)、森下校長(右)、臼井市議

市内平塚で書道教室「圭雪書道院」を主宰する書道家、佐野圭雪(本名・六郎)さんが4月30日、母校の富士見小学校(森下志麻校長・児童数680人)に作品を寄贈した。佐野さんは1927(昭和2)年5月生まれの96歳。神奈川県民書道展の副会長を務め、過去には平塚市美術館賞などを受賞している。

白寿を前に自身の作品を母校に寄贈したいと市議の臼井照人氏に相談し、今回の寄贈が実現した。

作品は滝廉太郎の作曲で知られる『荒城の月』を半切サイズ(横1m35cm×天地35cm)に書いた。森下校長は「音楽室に飾って子どもたちの音楽の授業の時に見せたい。素晴らしい作品を寄贈していただき、ありがたい」と謝辞を述べた。佐野さんは「母校に飾っていただき光栄です」と笑顔で応えた。

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