長崎県内の公立高生 就職内定99.6% 今春卒業、県内企業に67.9%

 長崎県教委は、今春県内公立高を卒業した生徒の就職内定状況(3月末時点)を発表した。就職希望者1977人の内定率は99.6%(前年同期比0.2ポイント増)。ここ10年間で見ると、2022年春卒と並び最も高かった。
 このうち県内企業に内定したのは67.9%(同0.5ポイント増)だった。未内定者は7人(同5人減)。
 県教委は、就職希望者が多い県立高39校に、就職支援や県内企業とのパイプ役として「キャリアサポートスタッフ」を配置し、卒業後も支援している。
 13日の定例教育委員会で、田川耕太郎高校教育課長は、福利厚生や業務内容など、就職先を選ぶ際に重視する点は生徒によって異なるとした上で「企業の情報を丁寧に学校に届け、生徒たちが離職しないような形で就職をサポートしていきたい」とした。

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