ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞受賞! メキシコ映画界の新鋭がおくる映画『夏の終わりに願うこと』8.9日本公開

映画『夏の終わりに願うこと』ポスタービジュアル(C)2023‐ LIMERENCIAFILMS S.A.P.I. DE C.V., LATERNA FILM, PALOMA PRODUCTIONS, ALPHAVIOLET PRODUCTION

ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ショートリストに選出され、東京国際映画祭でも上映されたリラ・アビレス監督の長編第2作『Totem』(原題)が、『夏の終わりに願うこと』の邦題で、8月9日より全国順次公開されることが決定。併せてポスタービジュアル、場面写真1点が解禁された。

7歳の少女・ソルは、父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを喜ぶソルだったが、身体を休めているから、となかなか会わせてもらえない。従姉妹たちと無邪気に遊びまわることも、大人たちの話し合いに加わることもできず、いらだちや不安が募るばかり。やがて父との再会を果たしたとき、それまで抱えていた思いがあふれ出し、ソルは“新たな感情”を知ることになる。よろこび、悲しみ、希望、落胆。波打つ自身の感情の変化に戸惑いながらも、物語のラスト、少女が願ったこととは―?

1日を通して揺れ動く少女の心をみずみずしく描ききったのは、新鋭リラ・アビレス。長編2作目ながらベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞し、東京国際映画祭ほか70以上の映画祭で上映。アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。主演を務めるのは、映画初出演のナイマ・センティエス。

ポスタービジュアルは、強く照り付けながらも優しく包み込むようなメキシコの太陽の光を浴びる少女の表情が印象的だ。その強いまなざしとは裏腹に、「ずっと一緒に、いられたら」というコピーが添えられており、物語に通底する切なさと、待ち受ける運命の過酷さを予見させる。

場面写真は、一転してバースデーケーキの灯を前に、心ここにあらずな様子の少女の姿。7歳の少女が最愛の父の誕生日に願ったこととは何だったのか…。

映画『夏の終わりに願うこと』は、8月9日より全国順次公開。

© ブロードメディア株式会社