唐津やきもん祭りで募金、珠洲焼支援で66万5000円寄付

 今年の第12回唐津やきもん祭りで実施した石川県珠洲焼復興支援募金の総額が66万5千円に上った。同じ伝統工芸の産地として1月の能登半島地震で被災した珠洲焼の力になろうと、来場者に協力を求めた。浄財は石川県珠洲焼創炎会に14日に寄付した。

 窯元から持ち寄った唐津焼を出品した3日のチャリティー販売会で、陶芸家の寄付を含めて46万6千円、同日の漫画家東村アキコさんのトークイベントでは入場料全額を義援金とし14万1千円が集まった。4日には篠(しの)笛奏者佐藤和哉さんのチャリティーライブも開き、5万8千円が寄せられた。

 これら実行委員会で集めたものとは別に、旧大島邸で開かれた唐津やきもん祭り茶会(代表者山西昭義氏)の参加費の一部と寄付金計20万円が、輪島塗(石川県)の復興支援をしている日本漆器協同組合連合会に贈られた。

 4月29日から5月5日までの期間中、昨年を約5千人上回る約2万5千人が来場した。(宮﨑勝)

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