環境配慮の取り組み紹介 ブランチ佐賀さかえ会 久光製薬の森崎さん講演

環境に配慮した取り組みを紹介する森崎亜紀子さん=佐賀市のグランデはがくれ

 大手企業の県内支社長や支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が15日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。久光製薬サステナビリティ推進部長の森崎亜紀子さんが、環境経営の推進や地域貢献などの取り組みを紹介した。

 環境を重視した事業を展開する同社は、省資源化にも力を入れている。森崎さんはコンパクトなシップ剤では外箱を省き、商品を折って入れることで包装材の使用量を8割削減したことを示し、「ティッシュのように取り出しやすく、持ち運びもしやすくなった」と利便性向上にもつながったと説明した。

 義援金による能登半島地震の被災地支援や、スポーツを通じた地域社会への貢献、業務の効率化などを担うDX人材育成などにも触れた。

 森崎さんは「思いやりにあふれる“手当て”を通じて幸せな笑顔づくりに貢献することで、社会課題解決と自社グループの成長の好循環の実現を目指す」と語った。(福本真理)

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