日本ハム万波中正は「使い込まれて」真価発揮するタイプ 新庄監督の“特別扱い”は逆効果だった

直近5試合は18打数7安打、2本塁打、8打点と打ちまくり(C)共同通信社

昨季、本塁打王に1本差の25本塁打を放った万波中正(24)にエンジンがかかってきた。

15日の西武戦は、初回に先制の5号3ランを放つなど5打数3安打4打点。今季2度目の5連勝に貢献し、チームの貯金は今季最多を更新する「7」になった。

開幕からパッとしない時期が続いたが、ここ5試合は18打数7安打(打率.389)、2本塁打、8打点と打ちまくっている。日本ハムOBがこう言った。

「新庄監督は年明け、決まっているレギュラーは万波だけと公言。キャンプの紅白戦やオープン戦では1打席で引っ込めたり、欠場させたり、ひとりだけレギュラー扱いした。他の若手を実戦で試したい事情も、ケガを心配する気持ちも分かるけれども、万波はまだ若いし、体も人一倍、丈夫な選手。試合に出ないことで欲求不満になり、ストレスをためていたというのです。彼のようなタイプは毎日、試合に出て、使い込まれて真価を発揮しますからね」

よかれと思えばこその特別扱いが結果としてアダになり、不調につながったというのだ。

試合後のヒーローインタビューで「絶好調モードですね?」と振られると、「ちょっと、まだ、早い気もしますけど、出遅れた分、三段跳びでみんなを追い抜いていきたいと思います」と本人。

「すごくいい感じで振れていると思う。より上のステップにいきたい」とも話したスラッガーは、どうやら完全にトンネルを抜けたようだ。

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そんな日本ハムで今季からプレーするレイエスは、各社の選手名鑑では「独身」となっているものの、球団OBからは「複数人の子供がいる」という話が聞こえてくる。これについてついて報じている、●関連記事【レイエスを知る】…も要チェックだ。

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