対話の森へ!
こんにちは!元ラジオリポーターのしまんだです。
鉄道が大好きな私たち、長期休みがないと、なかなか鉄道での旅は難しいのですが、大好きなキハに乗れるスポットを見つけて家族で行ってきました。以前から気になっていた、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で行われている『暗闇の中の電車に乗って出かけてみよう!キハ40で春の旅。』です。
場所は竹芝駅から歩いて3分、JR浜松町駅から歩いて6分、都営地下鉄大門駅から歩いて7分ほどの場所にあるアトレ竹芝シアター棟の1階です。
中はとても気持ちの良い空間でした!
さて、受付をすますと、荷物をすべて預けてしまいます。確かに、真っ暗だと落としても見えないですし、ぶつかったりしても危ないですからね。コインロッカーがあり、そちらに預けました。しばらく時間があったので本を読むなどして、子どもたちはのんびりしていました。
中は真っ暗なので眼鏡をかけていてもかけていなくても同じ、目をつぶっても開けていても同じ。全く見えないという説明を受けて、眼鏡も預けてしまったので、本当に手ぶら。ということで、中はもちろん真っ暗ですし、カメラも持っていけないので、今回の記事は写真はほとんどないのですがお付き合いいただけると嬉しいです!
はじめての真っ暗闇!
案内してくださった方は、視覚障碍者の方で、まさに暗闇のプロ。真っ暗な中で、歩くための支えになってくれるのが、声かけや手でさぐることだそう。また、見えない中での手助けとなってくれる白杖も一人一つずつ配られました。
グループで参加しますので、私たち家族以外にも、参加している方がおり、みなさんであだ名を決めて呼び合います。というのも、中は真っ暗、声を掛け合わないと難しいですものね。さて、説明を受けて、早速中に入りました。
真っ暗の世界になったとたん、私を含め、みなさんから、「わぁ。」と驚きの声があがりました。私は想像していた以上に見えないので、その驚きです。
暗闇の中の電車体験!
中に入ると、様々な場所があり、電車だけでなく、色々な体験が出来ました。これから体験する方のネタバレとなってしまうといけないのであまり書けませんが、キハ40の手触り、音、座り心地など、真っ暗な中で大好きな電車に乗るという不思議な体験が出来ました。実際は見えないので、私と子どもと感じた電車の色とかは違うのかなと思うと不思議な気がしました。
何よりびっくりしたのが、小学生の息子がとても生き生きとしていたこと。自然と声を掛け合い、初めての人とも積極的にコミュニケーションをとっていました。参加していた方の中で一番元気いっぱいだったかもしれません。
実は私は、最初、全く見えないことで結構緊張してしまい、慣れるまでに時間がかかったのですが、子どもは順応性が高いのかもしれません。暗闇の中のキハや自然をたくさん感じて、思いっきり楽しんでいました。
90分間の体験ですが、最後には、もう終わり!?と驚いてしまうほど、時間の感覚もいつもと違いました。外に戻ってくると、いつもの世界のまぶしさに驚き、しばらくは目が開けられないほどでした。この感じもとても不思議でした。
こんなに色々な感覚を研ぎ澄まして過ごしたことはおそらくありません。また、真っ暗な中を案内してくれたスタッフの方、一緒に声を掛け合ったグループの方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
参加の後は、子ども達のおしゃべりが止まらず、まさに対話が生まれた感じです。みなさんも、ぜひ足を運んでみては如何でしょうか。
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
東京都港区海岸1-10-45
アトレ竹芝 シアター棟1F
03-6231-1634
体験費:大人3,850円、学生2,750円、小学生1,650円
暗闇の中の電車に乗って出かけてみよう!キハ40で春の旅。の開催期間は6月30日までです。