アクアマリンふくしま 深海魚「ハゴロモコンニャクウオ」展示 福島県いわき市

展示を始めたハゴロモコンニャクウオ(アクアマリンふくしま提供)

 福島県いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは今月、館内の親潮アイスボックスで深海魚「ハゴロモコンニャクウオ」の展示を始めた。

 ハゴロモコンニャクウオは2017(平成29)年に同館などの共同研究から現在の標準和名となった。体表が薄い桃色のゼラチン質で、胸びれが長いのが特徴。泳ぐ姿が「羽衣(はごろも)」を着た天女をイメージさせるという。

 今回の展示個体は体長約30センチの1個体で、4月下旬に北海道羅臼沖水深675~1200メートルで採集された。同種の展示は2022(令和4)年5月以来。

 同館では「この機会に深海にすむ、普段は見ることのできない謎の多い生物を見に来てほしい」としている。

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