仲の良い友人が結婚します。ご祝儀と別で「結婚祝い」を渡すのですが、友人3人で割り勘ってNGですか? 5万円の「電気圧力鍋」なのですが、相場としては高いですよね…?

結婚祝いのプレゼント代の相場はどれくらい?

結婚祝いのプレゼント代の相場を見てみましょう。

Oggi編集部の20~39歳の日本全国の女性100人を対象にしたアンケートによると、結婚祝いのプレゼント代の相場は図表1のようになっています。

図表1

Oggi編集部 結婚祝いのプレゼントの相場について【女性100人に聞いた】

表を見ると5000円~9999円が61.5%と最も多く、その次に1万円~2万9999円が21.9%、また、場合によると回答した人が5.2%となっています。一方、最も少ないのは5000円未満で11.5%です。

5万円の電気圧力鍋を3人で割り勘すると、1人あたりの金額は1万6666円です。調査結果では5000円~9999円の人が全体の6割を占めていることから、1人あたりの金額としては少々高いといえます。

ご祝儀とプレゼントは両方渡した方がいいの?

結婚祝いでは、基本的にご祝儀かプレゼントのどちらかを渡します。しかし、仲の良い友人であれば「日頃の感謝を伝えたい」という気持ちから、両方渡したい人もいるのではないでしょうか。

ご祝儀とプレゼントを両方渡す場合、合計金額がご祝儀の相場と同じになるように予算を組みましょう。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏」によると、友人のご祝儀の相場は3万円のため、予算の例としては以下の通りです。

__●ご祝儀2万円+プレゼント代1万円=合計3万円
●ご祝儀1万5000円+プレゼント代1万5000円=合計3万円
●ご祝儀2万5000円+プレゼント代5000円=合計3万円__

このように相場と合計金額が同じになるように予算を立てておけば、自分にとって無理のない範囲で結婚祝いを準備できます。3人でプレゼントを割り勘にする場合、1人あたり1万~1万5000円出し合えば合計4万円と、プレゼントとしてはじゅうぶんな金額です。

結婚祝いを割り勘にするのは失礼なこと?

結婚祝いを割り勘にするのは、決して失礼なことではありません。たとえ割り勘だとしても「祝いたい」という気持ちが大事なのです。ここでは割り勘にするメリットを紹介します。

豪華なプレゼントを渡せる

割り勘でお金を出し合えば、1人では買えないような豪華なアイテムを結婚祝いとして選べます。1人で3万円の家電を購入しようと思っても、金銭的にそこまで出せない人も多いのではないでしょうか。

しかし3人で1万円ずつ出せば、合計3万円となり金銭的にも大きな負担はなくなります。複数人で1個のプレゼントを渡すため数は減ってしまうかもしれませんが、より長く愛用できるような豪華なプレゼントであれば新郎新婦もうれしいのではないでしょうか。

友人とプレゼントがかぶる心配がない

共通の仲の良い友人とプレゼントがかぶる心配がないのも、割り勘のメリットです。新郎新婦はさまざまな友人や親族からご祝儀やプレゼントをもらいます。そのため、もらったプレゼントが同じようなものだったケースも珍しくありません。

例えば、ペアのマグカップをそれぞれ違う友人からもらったとすると、新郎新婦側としては置き場所や収納スペースに困ってしまうでしょう。

割り勘にすれば複数人から1個のプレゼントとなるため、他の人とかぶる確率も少なくなり、新郎新婦側「何個も同じものがあって困ってしまう」という問題も防げます。

友人と相談しながら結婚祝いを決めよう

結婚式のプレゼント代の相場は5000円~1万円が標準ですが、ご祝儀とプレゼントを両方渡す場合は、合計金額を3万円に抑えることで無理なく友人の結婚祝いを用意できます。

また、結婚祝いを割り勘で用意するのは失礼なことではありません。1人では手が届かない値段の家電や家具をプレゼントの選択肢にできるため、新郎新婦もうれしい気持ちになるでしょう。結婚祝いを割り勘にする場合は、結婚祝いのプレゼントの相場や、ご祝儀の相場を見た上で友人と相談して無理のない予算を立てていきましょう。

出典

株式会社小学館 Oggi編集部 結婚祝いのプレゼントの相場について【女性100人に聞いた】失敗しないおすすめプレゼントも
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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