元Juice=Juice宮本佳林、芸歴16年目も「歌や踊りに磨きを」 思い出の福岡グルメとは? 1年7カ月ぶりアルバムの魅力語る

約1年7カ月ぶりとなるアルバムPRのため福岡を訪れた宮本佳林

ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループJuice=Juice(ジュース・ジュース)を2020年に卒業し、現在はソロ活動を続ける宮本佳林(25)がこのほど福岡市天神の西日本新聞社を訪れた。約1年7カ月ぶりとなるセカンドアルバム「Spancall(スパンコール)」のリリースを22日に控え、本作に込めた思いや福岡でのエピソードを語った。

「今までで一番意見しました」と前作との違いを説明するほど、今回は自身がアイデアを出した。「すごく派手でキラッとしたサウンドが多い」という楽曲は作詞作曲を依頼した作品や好きなボーカロイドの曲もカバーするなどした。タイトル「Spancall」も自ら提案。「本当はスパンコールって英語では言わないんです。正しくはspangle(スパングル)。スパン(span)とコール(call)を組み合わせて造語にして、みなさんの人生に『宮本佳林』を呼び込むという意味を込めました」と語る。特に思い入れある楽曲には1曲目「ポラリス・コンパス」を選んだ。2013年のデビュー前から親交のある人物が作詞作曲を担当し、「大人になった宮本佳林へ」という思いが込められた曲になっている。

「美味しい物が多いイメージ」という福岡。グループ在籍時はスケジュールに追われ、ご当地グルメを「じっくり味わうことができなかった」という。そんな中でも印象に残っているのが福岡空港にある某有名豚骨ラーメン店の味だ。ライブ会場から移動の際、「早く出れば食べられるよ」というスタッフのひと声でメンバーたちの帰り支度がスピードアップ。「今まで見たことないぐらい」の早さで空港に到着すると、メンバーとともに麺をすすった。「その味を思い出します。いい思い出です」と振り返る。

「だいぶ慣れてきた」ソロ活動は4年目に突入した。研修生時代も含めると芸歴はすでに16年目。今後の目標は「今まで続けてきたことに磨きをかけて、歌や踊りのパフォーマンスを強化したいです!」と力強く宣言した。「いろんなことがあって大変だと思う時もあるかもしれませんが、私のライブやイベントを通して『幸せだな』と思える時間が増えるように今後も頑張っていきたい」。ファンに向けて笑顔でメッセージを送った。(佐藤泰輔)

◆宮本佳林(みやもと・かりん)
アニメ『きらりん☆レボリューション』のエンディング曲を歌う℃-uteに憧れ、オーディションを受験。2008年11月に合格し9歳で加入した。2013年にハロプロ研修生内の新ユニット「Juice=Juice」が結成されメンバーに選出。同年9月にデビューした。11月には第55回「輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。2019年には初のソロライブツアーを開催。ハロプロ現役メンバーがグループに所属しながらソロライブツアーを行ったのは初めてとなる。2020年12月、約8年所属したJuice=Juice及びハロプロを卒業した。1998年12月1日生まれ、千葉県出身。

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