南陽林野火災の実況見分開始 終了まで数日かかる見通し

林野火災の現場に入山する南陽署員と消防職員=15日午前8時59分、南陽市宮内

 南陽市宮内の秋葉山(561メートル)で発生した大規模林野火災で、南陽署と置賜広域行政事務組合消防本部は15日、実況見分を開始した。延焼範囲が広大なため、実況見分は終了まで、数日かかる見通しとなっている。

 同署員と同消防本部の職員計10人が同日午前9時に山に入り、全体的な焼損した状況を調べた。今後、出火場所の特定や詳細な焼損状況、出火原因などについても調べる。

 大規模林野火災は4日に発生。初期消火に当たった男性1人がやけどをした他、山小屋2棟とトイレ1棟などが焼けた。同消防本部は発生9日目の12日、鎮火と判断した。

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