ショルツ独首相、成長維持に海外人材必要と訴え EU離脱論一蹴

[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は15日、成長を維持するには企業が海外から労働者を採用する必要があると述べ、欧州連合(EU)離脱などポピュリストの要求に翻弄されるべきではないと訴えた。

ベルリンで行われたドイツ商工会議所のイベントで、「ドイツは世界で最も開かれた経済の一つであり、われわれの繁栄はその開放性あってのものだ。これを脅かす者や、EU離脱を真剣に要求する者は、長い間企業の中を見たことがない」と指摘。「このように、ポピュリスト的な要求で恐怖を拡散させないようにしよう」と述べた。

一方、熟練労働者の不足を埋める取り組みの一部として、企業や商工会議所が海外の熟練労働者を積極的に採用することなどを挙げた。

© ロイター