【AEW】オカダ・カズチカがダーティファイトで王座防衛 ダービー・アリンと新遺恨も

ダックス・ハーウッドを下したオカダ・カズチカ ©All Elite Wrestling

米AEWに移籍した元新日本プロレスの〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)が、15日(日本時間16日)の「AEW DYNAMITE」でダックス・ハーウッドの挑戦を退けAEWコンチネンタル王座の防衛に成功した。

この日のメインイベントでタイトルマッチに臨んだオカダは、ラフファイトも交えて試合を優位に運んだ。しかしレインメーカーをかわされると、ロコモーション式ジャーマン、ハーフネルソンスープレックスで反撃を許す。

さらに一進一退の攻防から掟破りのツームストーンパイルドライバーを浴び、2発目のレインメーカーも回避されてシャープシューターに捕獲される。それでもこれをロープで逃れると、場外へ避難してベルトをリングに持ち込んだ。

レフェリーがこれに目を奪われている間に、即座にリングに戻ったオカダは、追いかけてリングに入ろうとしたハーウッドにロープを利した急所攻撃。そのまま一気にレインメーカーをさく裂させ3カウントを奪ってみせた。

オカダは次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)でヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーと組んでFTR(ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)ブライアン・ダニエルソン、エディ・キングストン組と4対4ノールールマッチ「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」を控えている。王座戦の勝利で弾みをつけると、試合後のリング上には「ジ・エリート」が乱入。オカダもハーウッドをベルトで殴打し追撃していく。

するとここに、何とダービー・アリンが登場して「ジ・エリート」をリングから排除。この日の大会では、4対4マッチに出場予定だったキングストンが、11日(日本時間12日)の新日本プロレスカリフォルニア大会で負傷したことがアナウンスされていた。この代役に名乗りを上げたのが、負傷欠場中で4月にはバスに轢かれたハズのアリンだった。

まさかの新展開に会場が騒然となるなか放送は終了。キングストンの欠場とアリンの復活で「Double or Nothing」は風雲急を告げてきた。

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