関東周辺で相次ぐ強盗事件をめぐり、被害者のキャッシュカードで現金を引き出そうとしたなどの疑いでベトナム国籍の男2人が逮捕され、警察は福島県南会津町の強盗傷害事件との関連についても調べています。
窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者（25）です。
ホアン容疑者は、4月30日に栃木県日光市で起きた強盗事件の被害者のキャッシュカードを使って、ATMで現金を引き出そうとした疑いが持たれています。
ホアン容疑者は、群馬県内の宿泊施設で身柄を確保され、その際一緒にいた同じくベトナム国籍のマイ・ヴァン・シー容疑者（23）は、在留期間を過ぎても日本に滞在していた疑いで逮捕されました。
栃木、長野、群馬では、4月から5月にかけて2人組の男による強盗事件が相次いでいて、3県の合同捜査本部は2人が一連の事件に関わっている可能性があるとみて捜査しています。
一方、14日に福島県南会津町の住宅で起きた強盗傷害事件では、犯人が玄関から逃走した可能性があることが新たに分かりました。
警察によりますと、事件当時、この家の玄関は鍵がかかっていて、犯人は裏口の窓ガラスを割って侵入したとみられています。しかし、事件のあと玄関の鍵は開いていて、警察は犯人が玄関から逃げた可能性があるとみています。
福島県警は、関東周辺の強盗事件と手口が似ていることなどから3県の合同捜査本部と情報を共有しながら、関連があるかどうかについても捜査しています。
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