ビットコイン現物ETF、ミレニアムなどが取得 第1四半期

Suzanne McGee Hannah Lang

[15日 ロイター] - ミレニアム・マネジメントを含むヘッジファンド数社やその他の資産運用会社が、第1・四半期に暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物に連動する米上場投資信託(ETF)を取得したことが、規制当局への提出資料で分かった。

ビットコイン現物ETFは1月に承認され、取引を開始したばかり。ミレニアムは20億ドルを投じ、ブラックロックが運用するアイシェアーズ・ビットコイン・トラストやグレースケール・ビットコイン・トラストなど数銘柄を取得した。

ミレニアム以外ではボストンを拠点とするヘッジファンド運用会社ブレースブリッジ・キャピタルによる取得が報告された。ブレースブリッジは3月末時点でアーク・21シェアーズ・ビットコインETFを2億6200万ドル相当と、ブラックロックの商品を8100万ドル相当保有。

年金などを運用するウィスコンシン州投資委員会もブラックロックのアイシェアーズ・ビットコイン・トラストを9900万ドル超、グレースケール・ビットコイン・トラストを6300万ドル超保有していることが明らかになった。

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