うつ病告白の山口一郎、「なかなか手強そうな」不調と闘う ツアー完走に向け...「尽力するだけだ」

ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎さんが2024年5月16日、「最近、また朝から日中にかけて調子が上がらない」とインスタグラムで伝えた。

山口さんは、休養期間を経て1月のソロ公演で「うつ病」を告白。コロナ禍が原因となり、22年に診断を受けていたという。5月5日には、その舞台裏がNHKスペシャル「山口一郎 "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」で放送され、大きな反響を呼んだ。

「とにかく焦らず、自分のペースを守り」

山口さんは、インスタで冒頭のように切り出し、「軽い揺り戻しだと思っていたが、どうやらこれは、なかなか手強そうな底辺の尾根だ」と述べた。続けて、

「この状態だとスケジュールを埋める勇気が出ないので、外出もなかなか出来ない。ツアー中なので、身体を動かす事が必要なタイミングだが、慎重に体と心の車輪を漕がないと崖下に滑り落ちてしまうことは承知している」

と状況を報告。現在、サカナクションは約2年ぶりの全国アリーナツアーを開催中だ。一方で山口さんは、

「だが、この尾根を踏破し、ツアーを全うする事が新しい自分を形成するうえの責務であるし、こういう状況下で、ステージの上で最高のパフォーマンスをするという準備も2年間でしてきたつもりだ」

と思いを伝えた。「とにかく焦らず、自分のペースを守り、その尾根の頂きでシャッターを切れるように尽力するだけだ」ともいう。

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