折本園 柿の花が続々と開花 「秋までお楽しみに」 横浜市都筑区

1cmほどの大きさ=5月10日撮影

折本町の果樹園、折本園で柿の花が続々と開花を迎えている。園主の新井知剛さんによると、例年より1週間から10日ほど遅い開花だという。

通常、柿の木の枝には1本につき5〜6輪ほどの花が咲く。しかし販売用の柿は全てを実にするわけではなく、大きさ、甘さを十分に引き出すため、花の数を絞る作業(摘蕾)を行う。新井さんは「手間も時間もかかる作業ですが一番大切」と話す。同園でも摘蕾を行っており、丁寧に育てられた柿は品評会で数々の賞を受賞するなど高い評価を得ている。

現在同園で栽培されている品種は「次郎」「太秋」「甘秋」の3種類。園内約300本の柿の木から約3tの収穫を見込む。

「アレンジもいいですが、そのまま食べるのが一番美味しいと思います」と新井さん。収穫は10月中旬から11月初旬を予定。柿は追熟の必要がないため、販売も同時期を予定している。

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