旅客機も風で機体を煽られながら着陸 一部便はゴーアラウンドも 広島県で最大瞬間風速20m/s超える強風を観測 JR山陽線に運休や遅れの影響

きょうの県内は沿岸部を中心に強い風が吹いています。呉市や竹原市では瞬間的に20メートルを超える風を観測しました。

こちらは、けさの広島空港です。旅客機が強い風で機体を煽られながら着陸していました。一部の便では着陸をやり直すゴーアラウンドしていました。

西日本付近は日本海で低気圧が急速に発達し、等圧線の間隔が狭くなっているためきょうは風が強まっています。

県内でも特に沿岸部を中心に強い西寄りの風が吹き、各地の最大瞬間風速は、
竹原市で22・9メートル、
尾道市生口島で22・4メートル、
呉市で20・1メートル など
20メートルを超えた地点もあります。

けさ、JR山陽線では、広島市安芸区内で風で飛んできたビニールが架線にひっかかり、一時運転を見合わせました。上下あわせて35本の列車に運休や遅れが出て
1万8000人に影響が出ました。

現在、県の南部に強風注意報、沿岸部には波浪注意報が発表されています。この強い風は、きょうの夕方まで吹きやすく、特に沿岸部や西向きに開けた地域では、注意が必要です。

車の運転ではトンネルの出口や橋の上など強い横風を受けるおそれがあります。また海上ではやや波の高い状況が続くため注意してください。

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