大谷翔平、相次ぐ“疑惑の判定”で2三振 本人不満も球審言い返す、米怒り「あからさまに酷い」

ジャイアンツ戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ジャイアンツ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、敵地ジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打1四球だったが、チームは1-4で敗れた。3回の第2打席、7回の第4打席ではそれぞれ微妙な判定で見逃し三振に倒れ、納得できない様子も見せた。7回にはハンター・ウェンデルステッド球審に言い返されるシーンもあったが、米メディアからは「“あからさまに”酷い判定だ」などと怒りの声も上がった。

大谷が2度も微妙な判定に泣いた。まずは3回先頭の第2打席。カウント1-2から、相手先発ウェブの低めスライダーを見送った。際どい高さだったがストライク判定。見逃し三振となり、大谷はやや納得いかないような反応も見せていた。

さらに7回2死一塁の打席では、外角高めに自信をもって見送るも、ウェンデルステッド球審がストライク判定。またも見逃し三振となった。大谷は不満を露わにベンチへと戻ったが、その際にマスクを脱いだウェンデルステッド球審から何かを言い返されるシーンもあった。

X上でも米メディアから疑問が示された。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニはあまり判定に反応しないが、今日はいくつかのストライク判定に対して明らかに不満を示した」と珍しい大谷の姿に注目。米専門メディア「ドジャース・ネーション」のXでも「この審判たちはどうなっているんだ? “あからさまに”酷い判定だ」と怒りの声が上がっていた。

ウェンデルステッド球審は4月22日(同23日)のヤンキース―アスレチックス戦で、ヤンキースベンチからヤジが飛んだと勘違い。実際は観客の声だったが、何も言っていないブーン監督を退場にしてしまったことで話題になった。その試合後、ウェンデルステッド球審はブーン監督のヤジではなかったことを認めつつも「ブーンはヤンキースの監督であり、ダグアウトで起きたこと全てに責任がある」と主張したことがMLB公式サイトに伝えられていた。

THE ANSWER編集部

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